
れば」「まさか〜するとは」という事例が多く見受けられます。
ですが裏を返せば、「ちょっとした気遣いで災害が防げたのではないか」ということです。
ローブは取り替えることができますが、亡くなられた甲板員の方は帰ってきません。
日頃なにげなく行っている作業にも、災害は潜んでいます。
陸上の担当者の方や、船長さんなど、指導的立場の方々はより一層の安全教育を行っていただくとともに、乗組員の皆さん一人一人が、「安全」という事に神経質なくらいに自覚を持っていただきたいと思います。
最後になりましたが「災害」は、起こそうと思って起きるものではありません。
しかし「災害」は、「いつどこでも起きることがあるんだ」ということを心に止め、災害「ゼロ」を目指して業務に励まれることを願っています。

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